大山祇(積)の定義について

 「ヤマツミ」の経緯と定義について龍海の見解を書きます、私は大山積が五代続いた後に大山祇が始まっていると考えていますが、意味としては「山の守(神)=豪族」(※支配域を山に持つ大きな集団)を統治する者を「山津見(山統)」と呼び、その山津見を統括する立場の者を「大山積(澄)」と呼んでいると考えています。

 豪族は山に自分たちの「姓」や「部族名」を付けて支配域を他部族と共有し、支配者であるヤマツミはトラブルなどが起こった場合の仲裁者であり山名の承認者であり、その支配域の保証を行う事を権能として持っていたと考えます。

[例]

 釈迦族 ・・・ 釈迦岳

 龍王族 ・・・ 龍王山/竜王山/臥竜山/地名の龍王など

 天狗族 ・・・ 天狗岳/地名の天狗など

 野一族 ・・・ 野島(綿津見)/野山(山津見)/野崎(綿津見)など


小野 龍海’s 歴史塾

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